【社員インタビュー】池田さやか

これまでの経歴は、ブライダルジュエリーの販売職からスタートし、その後、東証一部上場の人材紹介会社にて両面型コンサルタントとして従事してきました。
さらに、外国人ITエンジニアの人材紹介事業の立ち上げに参画し、リクルーティングアドバイザー（RA）としての経験を積み、現在に至ります。
趣味はサウナ、スキューバダイビング、フルート、そしてジュエリー集めです。
本日はよろしくお願いします。✨️

大手メーカーに約30年勤め上げ、今回が初めての転職となるA様との出会いが、とても印象に残っていますね。

面談で転職理由を伺った際、「残りの人生をかけて、本当にお客様と向き合える環境で働きたい」という真っ直ぐな思いをお話しくださいました。
A様はすでに大手エージェントやご友人から、数百社に及ぶ求人を紹介されている状況でしたが、それでもご自身の価値観と合う会社を慎重に探されていました。

日々、多くの候補者様・経営者様・人事の方々と情報交換を行う中で、A様に最も合いそうだと感じる企業が思い浮かびました。
その企業は当時まだお取引のない企業様でしたが、「A様の価値観に深く合うはず」「A様のような方が加われば、企業の成長に必ずインパクトがある」と確信し、企業側へ直接コンタクトを取りました。
結果として、企業側からも「正式な募集はしていなかったが、良い方がいればぜひお会いしたいと思っていた」とのお返事をいただき、お互いの思いがぴったりと重なり、ご入社に至りました。

この経験を通じて強く感じたのは、
企業や経営者の心の中には、まだ求人票として形になっていない“理想の人材像”が必ず存在しているということです。
その思いや温度感にいち早く触れ、候補者様の価値観と結びつけることこそが、
私たちエージェントの価値であり、醍醐味だと感じています。

多様な国籍・経歴の方を支援してきた経験に基づく、理解の深さだと思います。
これまで多くの文化背景や価値観に触れてきたからこそ、「転職において何を大切にしたいのか」を丁寧に汲み取る支援を大切にしています。
キャリアチェンジ、外国籍、育児との両立、副業の可否、働き方、文化的ギャップなど、
一人ひとりの状況を踏まえた“納得感のある提案”を心がけています。

企業と候補者様、双方の気持ちに寄り添いながら、誰にも見えていなかった最適なマッチングが形になる瞬間に、やりがいを感じます。
内定が出たタイミングや、候補者様が入社を決断された瞬間にも喜びはありますが、私にとって一番やりがいを感じるのは、入社後に活躍されている様子をお聞きしたときですね！

最近、候補者様から「転職の相談をChatGPTにしてみました」とお聞きすることが本当に増えてきました。
正直なところ、データ量や分析力では私たち人間が太刀打ちできない部分もありますし、「そんな角度から提案してくるのか」と驚かされることも多いです。
AIがキャリアや求人を幅広く比較し、可能性を可視化してくれるのは、素晴らしい進化だと感じています。
一方で、転職市場のマッチングには“データでは読み取れない領域”がまだまだ多く存在します。
例えば、求人票に記載されている応募要件。
建前で書かれているケースも少なくなく、実際には「歓迎要件をすべて満たさないと書類が通らない」といった、企業内部のリアルな基準が隠れていることもあります。
こうした情報は、企業の人事や経営者と日々直接会話をしているからこそ得られる“生の情報”であり、テキストの表面だけでは決して読み解けません。
AIは膨大なデータから“可能性”を示してくれます。
一方で、私たちエージェントは、企業の本音や組織の空気感、実際に求めている人物像といった“肌感”をお伝えできる存在です。
AIと競争するというよりも、AIが提示した選択肢を「現実の採用現場の温度感」で補完し、候補者様が本当に納得できるキャリア選択を後押ししていきたいと考えています。

私たちは「量より質」を重視し、候補者様のご経験や価値観・志向に合致する案件のみを厳選してご提案しています。
大量に求人をご紹介するのではなく、
「自分一人で探していたら、決して出会えなかった企業やポジション」との出会いを創出することを大切にしています。
候補者様のキャリアに真摯に向き合い、入社後の活躍までを見据えたご提案を通じて、転職という一つの挑戦を共に走りきるパートナーでありたいと考えています。

人材紹介の業界に入り、気づけば10年目を迎えました。
今後も、候補者様、企業様、そして自分自身の三者が納得できる仕事を一つひとつ丁寧に積み重ねていきたいと思っています