【Python入門講座】4.真理値と条件分岐

今回の講座では真理値とその扱いについて学んでいきます。

真理値って何ですか?

第二回で出てきたデータ型の「bool」を覚えていますか?

はい!「True」と「False」をで表現されるものですね!

そうです、それらの値を一般に真理値と呼びます。
また、真理値はif文による条件分岐内で使われることが多々あります。

bool型の復習
正誤判定、条件式などに用いられ、TrueとFalseの二つの値で表現される。

目次

比較演算子

また新しい演算子ですね!

はい、これまでに学んだ演算子は、数値を演算子たり、文字列を結合したりといったものでした。今回の比較演算子は、与えられた条件が正しい(True)か、誤っているか(False)かを判定するものです。
代表的な比較演算子として以下のようなものが挙げられます。

比較演算子説明
<,>大小関係の判定(同等の値を含めず)1 < 2 : True
1 > 2 : False
1 > 1 : False
<= . >=代償関係の判定(同等の値を含まる)1 <= 2 : True
1 >= 2 : Frue
1 >= 1 : True
== . !=同等か、同等でないかの判定1 == 1 : True
1 != 1 : False

論理演算子

論理演算子は比較演算子と同じように、正誤判定をする演算子ですが、bool型の演算を行います。代表的な論理演算子として、以下のようなものが挙げられます。

論理演算子説明
and全てTrueならTrueTrue and True : True
True and False : False
orどれか一つがTrueならTrueTrue or True : True
True or False : True
False or False : False
!正誤を入れ替える
TrueならFalse、FalseならTrue
!True : False
!False : True

条件分岐(if文)

さて、今回の講座のメインテーマであるif文による条件分岐について説明していきます。

if文による条件分岐?
条件分岐って言うと、条件によって結果が変わるみたいなことですかね。
でもif文って何ですか?

条件分岐はそのような認識で問題ありません。
設定した条件によって結果を変えることです。
その条件分岐の最も代表的な記述方が「if文」です。

if文の基本的な例文
if(条件式1):
条件式1がTrueの場合に行いたい処理
elif(条件式2):
条件式2がTrueの場合に行いたい処理
else:
条件式がいずれもFalseの場合に行いたい処理

・if文には必ずif(条件式):と、条件式がTrueだった場合の処理が一つだけ必要
・elif、elseとそれらの中の処理は必須ではない
・elifは必要なだけ複数個使用することができる
・elseは使用する場合必ず一つだけ

・それぞれの処理は必ずインデント(字下げ)し、必要なら複数行の記述することができる

演習問題

早速if文による条件分岐を用いた演習問題に取り組んでみましょう。
じゃんけんをするプログラムを以下の条件のもと、作ってください。

・最初のコードブロックに相手の手の変数を宣言、グーを代入する
・画面右上の「+コード」ボタンを押し、プログラムを記述する
・自分の手をinput関数を用いて入力する
・じゃんけんをしたら、次回の相手の手は、今回の自分の手が出るようにする
・じゃんけんをしたら、じゃんけんの結果、相手の手を出力する

下の画像のように、プログラムを記載するコードブロックを分けてください。

クリックした解答例をみる
my_hand = input('最初はグー、じゃんけん、ぽん!')
print('相手の手は',opp_hand,'です')
if(my_hand == opp_hand):
  print('あいこです')
elif((my_hand == 'グー' and opp_hand == 'チョキ') or (my_hand == 'チョキ' and opp_hand == 'パー') or (my_hand == 'パー' and opp_hand == 'グー')):
  opp_hand = my_hand
  print('勝ちです')
else:
  opp_hand = my_hand
  print('負けです')

あくまでも解答例であり、この解答例のみが正解ではありません。

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