今回の講座では真理値とその扱いについて学んでいきます。
真理値って何ですか?
第二回で出てきたデータ型の「bool」を覚えていますか?
はい!「True」と「False」をで表現されるものですね!
そうです、それらの値を一般に真理値と呼びます。
また、真理値はif文による条件分岐内で使われることが多々あります。
bool型の復習
正誤判定、条件式などに用いられ、TrueとFalseの二つの値で表現される。
比較演算子
また新しい演算子ですね!
はい、これまでに学んだ演算子は、数値を演算子たり、文字列を結合したりといったものでした。今回の比較演算子は、与えられた条件が正しい(True)か、誤っているか(False)かを判定するものです。
代表的な比較演算子として以下のようなものが挙げられます。
比較演算子 | 説明 | 例 |
---|---|---|
<,> | 大小関係の判定(同等の値を含めず) | 1 < 2 : True 1 > 2 : False 1 > 1 : False |
<= . >= | 代償関係の判定(同等の値を含まる) | 1 <= 2 : True 1 >= 2 : Frue 1 >= 1 : True |
== . != | 同等か、同等でないかの判定 | 1 == 1 : True 1 != 1 : False |
論理演算子
論理演算子は比較演算子と同じように、正誤判定をする演算子ですが、bool型の演算を行います。代表的な論理演算子として、以下のようなものが挙げられます。
論理演算子 | 説明 | 例 |
---|---|---|
and | 全てTrueならTrue | True and True : True True and False : False |
or | どれか一つがTrueならTrue | True or True : True True or False : True False or False : False |
! | 正誤を入れ替える TrueならFalse、FalseならTrue | !True : False !False : True |
条件分岐(if文)
さて、今回の講座のメインテーマであるif文による条件分岐について説明していきます。
if文による条件分岐?
条件分岐って言うと、条件によって結果が変わるみたいなことですかね。
でもif文って何ですか?
条件分岐はそのような認識で問題ありません。
設定した条件によって結果を変えることです。
その条件分岐の最も代表的な記述方が「if文」です。
・if文には必ずif(条件式):と、条件式がTrueだった場合の処理が一つだけ必要
・elif、elseとそれらの中の処理は必須ではない
・elifは必要なだけ複数個使用することができる
・elseは使用する場合必ず一つだけ
・それぞれの処理は必ずインデント(字下げ)し、必要なら複数行の記述することができる
演習問題
早速if文による条件分岐を用いた演習問題に取り組んでみましょう。
じゃんけんをするプログラムを以下の条件のもと、作ってください。
下の画像のように、プログラムを記載するコードブロックを分けてください。
クリックした解答例をみる
my_hand = input('最初はグー、じゃんけん、ぽん!')
print('相手の手は',opp_hand,'です')
if(my_hand == opp_hand):
print('あいこです')
elif((my_hand == 'グー' and opp_hand == 'チョキ') or (my_hand == 'チョキ' and opp_hand == 'パー') or (my_hand == 'パー' and opp_hand == 'グー')):
opp_hand = my_hand
print('勝ちです')
else:
opp_hand = my_hand
print('負けです')
あくまでも解答例であり、この解答例のみが正解ではありません。
コメント