【ChatGPT】エンジニアにおすすめのAIツール7選

AI技術が急速に進化する中、エンジニアの方にとって有益なAIツールが続々と登場しています。
これらのツールは、学習効率やコーディング効率の向上に大きく貢献し、業務効率を飛躍的に向上させることができます。
本記事では、エンジニアの方におすすめのAIツールを7つ紹介し、それぞれの特徴や活用方法について説明します。これからの時代はAIツールを活用して効率よく仕事を進めことが非常に重要になるので、是非最後まで読んでみて下さい!

本記事は2023年4月の情報を元に執筆されています。最新情報は各サイトよりご参照下さい。

目次

1. ChatGPT

ChatGPT:https://chat.openai.com/

ChatGPTはOpenAI社が開発した大規模言語モデルです。
様々な汎用的なタスクを行うことができるチャットサービスで、以下のようなことを得意としています。

ChatGPTが得意とするタスクの例
◆ コードの生成
適切に指示を与えることで、短いコードであれば正確なコードを生成します

◆ 翻訳・要約
外国語で書かれた技術書や論文等を自然な日本語で分かりやすく翻訳したり、要約したりします

◆ 勉強のサポート
新しい分野の勉強をする際に、分からないことを聞くと分かりやすく教えてくれます

◆ クリエイティブなアイデアの生成
コーディングの方法や、課題解決の方法等のアイデアをたくさん提案してくれます

ChatGPTを使う際に注意しなければならないのは、適切な質問を行うということです。
ChatGPTに出す指示のことをプロンプトと呼び、プロンプトを工夫することをプロンプトエンジニアニアリングと言います。

プロンプトエンジニアリングを行う際に注意すべきこと
・具体的で明確な指示を与える
・文章の形式や情報の範囲を指定する
・必要であれば、背景情報を提供する
・分かりやすく簡潔な言葉を使う
・複数の質問を1度に投げかけず、1つずつ処理させる

参考:プロンプトエンジニアリングとは【ビジネスパーソンが知るべき ChatGPT の活用術】

ChatGPTは非常に優れたAIチャットサービスですが、その性質上、いくつかの課題があります。AIツールはそれぞれ得意なこと・不得意なことがあります。それらをしっかり理解した上でAIツールを使い分けることで、より効率的に仕事を進めることができるでしょう。

ChatGPTの課題
◆ 最新情報へのアクセスができない
ChatGPTは、学習データに基づいて動作しています。そのため、学習データよりも新しい情報や技術については知識が限定的です。ChatGPTは2021年9月までのデータで学習をしているため、それ以降の情報については正確な回答をすることができません。

◆ 回答精度が低い場合がある
ChatGPTは、質問に対して最も適切な答えを出力しようとしますが、時には曖昧な回答や正確性に欠ける情報を提供することがあります。そのため、ChatGPTの回答を疑う姿勢を持って使用することが重要です。

◆ 倫理的な配慮ができないことがある
ChatGPTは、不適切なコンテンツやバイアスのある情報を生成することがあります。そのため、ChatPGTが生成したコンテンツをそのまま使用する場合には注意が必要となります。

◆ 専門的な知識や高度な技術に関しては知識があまりない
一部の高度な技術や専門的な知識に関して、ChatGPTは限定的な理解しか持っていないため、専門家の意見や情報が求められる場合には回答精度が十分でないことがあります。

ChatGPTのおすすめの活用方法
① 短いコードの自動生成
② 翻訳・要約
③ 勉強のサポート
④ アイデア出し

ChatGPTの課題
① 最新情報のリサーチはできない
② 回答精度が低い場合がある
③ 倫理的な配慮ができない場合がある
④ 専門的な知識は限定的

2. BingAI

BingAI:https://www.bing.com

BingAIはMicrosoftが開発したAIチャットサービスで、GPT-4をベースとしています。
ChatGPTをベースとして作成されているので、ChatGPTとBingAIは類似している点が多いです。
最も大きな違いとしては、BingAIは学習データに加えて、関連する検索結果を読み込んで学習し、最新情報に対応できるという点です。

つまり、BingAIはChatGPT+検索エンジンのようなサービスになっています。

便利なサービスですが、Edgeの中でしか使えないであったり、マイクロソフトアカウントが必要など、Microsoftユーザー以外にとっては少し使いにくいものになっています。また、検索する時間があるため、回答の生成速度はChatGPTよりも遅くなっています。

最新情報のリサーチも行いたい場合:BingAIを使う
それ以外の場合:ChatGPTを使う

3. ChatPDF

ChatPDF:https://www.chatpdf.com/

ChatPDFはPDFをアップロードすると、PDFの中に記載されていることに関する質問に回答してくれるAIチャットサービスです。ChatGPTやBingAIは入力がテキストでしか不可能でしたが、ChatPDFはPDFの入力に対応しています。

また、ChatGPTをベースに作成されているため、回答精度も非常に高いものとなっております。

論文や技術書などのPDFをアップロードすると、要約してくれたり、全体を分かりやすく解説してくれたりします。

一部無料で使用できるため、PDFに記載された内容について要約・解説してほしい場合は是非活用してみると良いでしょう。

4. Consensus

Consensus:https://consensus.app/

Consensusは、論文をもとに、質問に回答してくれるサービスです。
ChatGPTやBingAI等は回答の正確性が低い場合もありますが、Consensusは論文に基づいて回答を生成してくれるので、正確性が求められる質問を行いたいときはConsensusを使用すると良いでしょう。

以下、使用例になります。

「Will AI take away human jobs?(AIは人間の仕事を奪いますか?)」

と質問をしたところ、5つの論文をベースに、下記のような返答を出力しました。

「These studies suggest that AI will increasingly replace routine administrative jobs, reduce the need for human labor, and may even perform intuitive and empathetic tasks, potentially posing a threat to human employment.(これらの研究は、AIがますます定型的な事務作業を代替し、人間の労働の必要性を減らし、直感的で共感的な作業を行う可能性もあり、人間の雇用を脅かす可能性があると指摘しています。)」

5. Perplexity

Perplexity:https://www.perplexity.ai/

Perplexityも論文をもとに質問に回答してくれるサービスです。

Perplexityにも同じ質問(AIは人間の仕事を奪いますか?)をしてみると、以下の回答を出力してくれました。

AI is expected to change jobs across industries, but it won’t entirely replace humans anytime soon1. While AI will take some jobs away from humans, it will also create new ones2. According to a report by the World Economic Forum, AI is estimated to replace around 85 million jobs by 2025, but it will also create around 97 million new jobs in the same timeframe3. Experts say that AI will actually create a large number of employment opportunities4. While some jobs are at higher risk of being replaced by AI, it is unlikely that AI will fully automate these jobs since they require a degree of human judgment(AIは業界を問わず仕事を変えることが期待されていますが、すぐに完全に人間に取って代わることはないでしょう1。AIは人間から一部の仕事を奪う一方で、新たな仕事も生み出すでしょう2。世界経済フォーラムの報告書によると、AIは2025年までに約8500万件の仕事を代替すると推定されていますが、同時期に約9700万件の新しい仕事も生み出すとされています3。専門家によると、AIは実際に多くの雇用機会を創出するとのことです4。AIに代替されるリスクが高い仕事もあるが、これらの仕事はある程度人間の判断が必要なため、AIが完全に自動化することは考えにくい)

上記結果を見ると、Perplexityの方が回答精度が高く、情報量の多い回答をしてくれています。ツールによって得意な領域が存在すると考えられるため、正確性を求められるようなタスク(リサーチ等)の場合はConsensusやPerplexity等のツールを複数試してみると良いかもしれません。

6. GitHub Copilot

Github Copilot:https://github.com/github-copilot/signup

Github Copilotは、コーディング中にAIがコードを提案してくれるサービス(機能)です。
コードを書き始めたり、これからどのようなコードを書くかを説明するコメントを書くことで、それ以降のコードを提案してくれるという非常に便利なサービスです。

Github Copilotは以下の開発環境で使用することができます。
・Visual Studio Code
・Visual Studio
・JetBrains IDE
・Neovim

有料のサービスではありますが、非常にコーディングの負担が減るので、コーディング量が多いエンジニアの方はプラン加入を検討してみてはいかがでしょうか。

7. GraphMaker

MakerGraph:https://www.graphmaker.ai/

MakerGraphはデータの可視化に特化しているAIツールです。
データの記載された CSVやGoogle Spread Sheetsをアップロードし、チャット形式で可視化してほしい項目を伝えると、簡単にデータを可視化することが可能です。

以下、実際の使用例となります。

サンプルデータ(世界中の国のコロナに関するデータ)を使用していきます。
以下の画像はデータの一部分になります。

上記のデータに対し、「Make a bar chart of total cases by country(国別感染者数の棒グラフを作成してください)」と入力すると、以下のようなグラフを即座に作成してくれます。

GraphMakerはデータの可視化に特化したAIであり、いちいちコードを書かなくてもデータの可視化が可能であるため、データ分析の初期段階のツールとして使用するのに非常に適していると言えるでしょう。

最後に

今回はエンジニアの方におすすめのAIツールを7個紹介させていただきました。
ChatGPTリリース以降、多くのAIツールが世の中に出回るようになり、AIツールを使いこなせる人とそうでない人で生産性に大きな差が生まれるようになってしまいました。特にエンジニアの方はChatGPTやGithub Copilot等を使いこなせるかどうかでコーディングスピードに大きな差が生まれますので、AIツールの動向を追い、色々なものを使ってみましょう!

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